CafeOBJ では、内蔵モジュールを提供している。例えば自然数を表す内蔵モジュール NAT
では s(s(...(s(0))...))
などの代わりに、お馴染みの 16384
などの表記法が使えるなど便利である※。
※ このような表記法は、自然数そのものの性質の検証には向いていない。
ここでは、モジュールの名前のみ簡単に紹介する:
BOOL
: ブール代数NAT
: 自然数 (26
など)INT
: 整数 (-1
など)RAT
: 有理数 (1/3
など)FLOAT
: 浮動小数点による実数 (3.14159
など)CHARACTER
: 文字 ('A'
など)STRING
: 文字列 ("abc"
など)QID
: Quoted ID ('abc'
など)2TUPLE
: 2つ組3TUPLE
: 3つ組4TUPLE
: 4つ組TRIV
: すべてのモジュールを表すモジュールなどのモジュールが提供されている。詳しくは、show
コマンドを用いて各モジュールの定義を参照してほしい。
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